2020年2月2日日曜日

Amazonを偽装したフィッシングメールの見分け方と対処法

先日Amazonを偽装したフィッシングメールが突然届きました。
騙されて個人情報を入力してしまう人が出ないよう、Amazonからのメールかどうか判断に迷うメールが届いた場合の対処方法とフィッシングメールとの見分け方を記載します。


  • フィッシングメールと正しいメールの見分け方

  • フィッシングメールが届いたらする事




amazonを偽装した詐欺メール


フィッシングメールと正しいメールの見分け方

  1. 送信元メールアドレスがAmazonと異なる
  2. 誤字脱字があり、文に違和感がある
  3. メール文中のAmazonのリンク先がAmazonのURLではない
  4. google検索等からAmazon公式サイトにログインし、Amazon公式サイトのメッセージセンター」から送信メールを確認する
  5. Amazon公式サイトにもフィッシングの見分け方の記載があります。


まず、メール自体は一見Amazonのメールとそっくりです。
しかし、送信元メールアドレスが明らかにAmazonではありません。文も所々おかしくなっています。

黄色のAmazonログインのボタンのリンク先URLも明らかにAmazonではありませんでした。


別のフィッシングメール


----- Forwarded Message -----
From: Amazon <no-reply@anuanansnndmnuhh.com>
To:私のメールアドレス
Date: 日付
Subject: 第三者による不正アクセスを検知したため、パスワードを見直し、お支払い方法の再登録をお願いします


平素はをご利用いただき、誠にありがとうございます。このたび、お客様のアカウントを確認いたしましたところ、保有者であるお客様の許可を得ていない第三者が、お客様に無断でお客様のアカウントへアクセスし、注文を行った可能性のあることがわかりました。担当部署にてお調べしましたところ、第三者による注文はまだ発送前であったため、キャンセル処理をいたしております。そのため、この第三者による注文に対する請求は発生しておりません。なお、お客様のアカウントにつきましては、お客様以外の第三者による不正アクセスを防ぎ、お客様の情報と安全をお守りする目的から、当サイトにてパスワードを一時変更いたしております。お客様ご自身ですでにパスワードを変更いただいている場合につきましても再度パスワードを変更しておりますのでご了承ください。今後、当サイトをご利用いただくためには、パスワードの再設定をしていただく必要がございます。パスワードを再設定していただく際には、今までご利用されていたパスワードとは異なる新しいパスワードを設定くださいますようお願いいたします。また、パスワードの再設定後、クレジットカードの支払いによる注文をされる際に、「クレジットカード情報を改めて入力していただく場合がございますことを、あらかじめご了承ください」https://www.amazon.co.jp


こちらのメールは文のみで画像はありませんが、日本語が所々おかしく、(文がおかしい所に色を付けました。)送信元メールアドレスも明らかにAmazonではありません。
文字がみっちり改行も無く書かれていて違和感しかありません。
リンク先URLも文字では一見Amazonに見えますが、Amazonではありませんでした。

フィッシングメールのパターンは複数有り、毎回送信元メールアドレスやリンク先URLも異なります。

Amazon公式サイトのメッセージセンター」にてAmazonから自分宛に送信メされたメールを全て確認できます。フィッシングか判断に迷った場合はメッセージセンター」を確認しましょう。

これらのメールはリンク先のフィッシングサイトでカード情報等を入力をさせ、個人情報、カード情報を盗む詐欺ですので絶対にリンク先で個人情報を入力しないで下さい。


フィッシングメールが届いたらする事

  1. Amazon公式サイトにフィッシングメールを通報
  2. メールサーバーからメールの【詳細ヘッダー】を確認し、送信元メールアドレスを受信拒否設定する
  3. Amazonの2段階認証設定する
  4. 何度も迷惑メールが来る場合は最終的にはメールアドレス変更するしかない


今回のメールが届いた後、色々なブログサイトを見てこれらがフィッシングメールである事が確信できました。
しかし、フィッシングメールが届いたらそのまま破棄をしましょうで終わらせているブログサイトが多かったので、私はそれでは不十分であると思っています。
私は迷惑メール、フィッシングメールは2度と受け取りたくないし、これは犯罪ですので最終的に捕まって貰う事を期待し、以降はAmazonに対応してもらいます。

Amazon公式サイトに通報の仕方が載っています。

届いたメールをメールサーバー内の【詳細ヘッダー】で確認すると、送信元のメールアドレス、偽装している大元のメールアドレスが確認できますので、送信元の可能性のあるメールアドレス全てを受信拒否設定しましょう。

また、メールアドレスが漏れている可能性があるので、Amazonの2段階認証設定すると安全です。

私はフィッシングメール受信の度にAmazonに通報し、可能性のある送信元メールアドレスを全て受信拒否に設定しました。
しかし、1ヵ月に約2回のペースで同じようなメールが届きましたので今後もずっと届く可能性は高いです。
また、受信拒否設定をしないと同じ迷惑メールが毎日届きます。

残念ながら、1度迷惑メール送信業者のメール送付リストにアドレスを登録されてしまうと、受信拒否設定をしても、以降ずっと迷惑メールが届く事になります。

受信拒否設定や、yahoo等に迷惑メール通知をすると数日から数週間は受信拒否に効果がありますが、迷惑メール業者は次々とメールアドレスや文面を変えて迷惑メールを送り続けるのであまり効果が無く、自分のメールソフトの迷惑メール、受信拒否設定が増え続け、迷惑メール以外のメールも受信拒否、迷惑メール設定に入ってしまう事があります。

私も受信拒否、迷惑メール設定が増えすぎて、肝心の本物のAmazonからのメールが一切受信できなくなりました。

仕方が無くメールアドレスを変更し、迷惑メール、受信拒否設定を全て消去したところ、今まで何故か受信できなかった、本当は受信したいメールが問題なく受信できるようになりました。

今回のような迷惑メール等に困り、メールアドレスを変更する場合、yahooメールのセーフティーアドレス機能がとても便利です。別記事【迷惑メール対策に有効 yahoo!メール セーフティーアドレスで詳しく紹介しています。